藤岡市教育委員会

8月23日(水)「藤岡算学塾」(中学生)(5日目)

 「藤岡算学塾」最終日は、久しぶりに熱中症警戒アラートが群馬県に発令されず、現地開催ができ、藤岡市の中学生たちと会えることができました。
 本日は、群馬大学大学院教育学研究科授業実践開発コースの山本惇裕さんによる講座「ドットアンドボックスから考える図形の性質」と、群馬県総合教育センターの太田紀子指導主事による講座「数学を楽しもう」がありました。
 山本さんの講座では、ドットアンドボックスというゲームに、山本さんが新しいルールを追加したゲームを行いました。隣の友達とのやり取りに、生徒たちは「やったー!」、「くやしー!」の声を上げ、ゲームを楽しんでいました。もちろん、その中には数学的な要素や、初めて知る三角形の面積を求める公式などがあり、生徒たちは驚きながらも、その公式をノートに書き記していました。
 太田指導主事の講座では、コインをとるゲームの必勝法を、生徒たちが自らゲームをやる中で気づくことができたり、「四色定理」という有名な問題に、ヨーロッパの地図を題材として取り組んだりしました。最後の問題は、よく自動車のナンバーなどで遊ぶ「メイク10」というゲームを行いました。「9,9,9,9」を+、−、×、÷、( )を使って10を作るゲームです。数を「9,8,8,8」や「9,7,7,7」に変えて行う中で、太田指導主事から、既習事項を次の問題に生かすことの大切さを学べました。
 また、講座を参観にいらした先生方や保護者の方々も数学に真剣に取り組んでいらっしゃいました。教育長の挨拶にもありましたが、数学は大人になっても面白いものだと思いました。
 5日間の講座を終え、生徒たちは、日常の様々なところに学校では教わらない数学が潜んでいることを実感していました。藤岡市の生徒たちがこれからも「笑顔、やる気、希望」で数学を学んでくれることを願って、2023年の藤岡算学塾を閉じました。


【算学塾】 2023-08-25 17:15 up!

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