11月18日(土)藤岡算学塾(小学生)3日目(その2)

当日の写真を追加で掲載します。

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11月18日(土)藤岡算学塾(小学生)3日目(その1)

 3日目は、群馬大学共同教育学部数学専攻の大学生と、同大学教育学研究科の大学院生を講師に招き講義を行いました。まずは、大学生の1人が「サイコロを作ろう」、その後、他の大学生2名が「必勝法」という題目でミニ講座を1つずつ行いました。大学生らしいアイデアで児童たちのやる気を引き出してくれました。児童たちからは「サイコロを作ろうでは、先週の見えないものを見るという見方や考え方を使って、頭の中でサイコロを動かしました。先週やったことが身についたと同時に、今日の学習もできてうれしかったです。」「サイコロの対面の数字を足すと7になることを初めて知りました。」「必勝法の1パターンは分かったけど、他の4パターンも知りたいです。」などという感想がありました。
 その後、算数検定チャレンジで算数検定の学習をした後、最後の講座を大学院生が「虫食い算マスター」という題目で行いました。児童たちは天秤を使った初めてチャレンジする数のゲームに苦戦しながらも意欲的に取り組んでいました。そして、講座を終えた後、実はこの考え方は6年生が来年習う、数学の「一次方程式」の考え方であるということも教えてくれました。児童たちからは「虫食い算マスターは天秤と同じように考えるのだなと思いました。」「中学生になったら今日の勉強を生かしたいです。」という前向きな感想が多かったです。
 また、3日間を振り返り「算学塾は、新しい算数の世界を教えてくれる楽しいところだと思いました。そして、大学の先生が勉強を教えてくれるなんてびっくりしました。また次も算学塾があったら参加したいと思います。」「僕はもともと算数が好きじゃなかったけど、算学塾で算数が好きになりました。」という感想を書いた児童もいました。
 閉講式がでは、田中教育長より「休日に算学塾に参加すること自体が、やる気があるということ。」「難しい問題もあったと思うが、答えがすぐに出てくる問題よりも、難しい問題で悩んで解いたときの楽しさが算数・数学の醍醐味である。」という話がありました。
 来年も中学生向けは夏休みに、小学生向けは11月に予定しています。たくさんの人に受講してもらい、算数好きな人が増えてくれることを期待しています。

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11月11日(土)藤岡算学塾(小学生)2日目

 2日目は、藤岡第二小学校の土屋先生を講師に迎え、藤岡市教育委員会指導主事と2名で50分ずつの講義、また、20分間の算数検定の学習を行いました。
 土屋先生の講義は「だまされるな!ひっかけ算数」と題し、見方や考え方を変えないとだまされてしまう図形や文章の講義でした。児童たちからは「だまされたけど、答えが分かったらなるほどと思いました」「文章中の言葉に注意して問題を解くことが大切だと分かった」などという感想がありました。また、田中教育長や児童の応援にいらっしゃっていた校長先生たちも必死に考えておられました。
 藤岡市の指導主事の講義は「見えないものを、見る」と題し、土屋先生の講義と同じく見方や考え方を変えて図形の中に必要な線を見出したり、不要な線を見ないようにしたり、動かないものを頭の中で動かしたりする講義でした。児童たちは「図形を動かしたり、特徴に注目したりすることが大切」「いろいろな方向から考えることで解けることが分かった」などという感想があり、児童たちは算数の面白さに触れるとともに考える過程を楽しむ姿が見られました。
 最終回11月18日(土)は、群馬大学教育学研究科の大学院生と群馬大学教育学部数学科専攻の学生ボランティアによる特別授業や修了式もありますので、保護者の方の参観もお待ちしております。 
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11月4日(土)藤岡算学塾(小学生)1日目

 藤岡市総合学習センターにて「藤岡算学塾」(小学生)の開講式が行われ、市内小学校から、5・6年生26名が参加しました。
 開講式で、田中教育長から「みなさんの参加しようとする意欲が本当に素晴らしい。藤岡市は、世界三大数学者の一人、関孝和先生が生まれた地です。この藤岡算学塾をきっかけに、これからどんどん算数を好きになってほしい。またこの3日間を通して、算数の楽しさ・面白さを知り、中学校での学習につなげていってほしい。」とあいさつがありました。
 初日は、群馬大学共同教育学部准教授である山本亮介先生を講師に招き【「結び目理論」で遊んでみよう】というテーマで、授業を行いました。結び目理論自体は大学で学習する内容ですが、その概要を分かりやすく説明してくださり、数式を必要としなかったりするため、小学生でも取り組みやすい内容でした。
授業後の感想には、「三色に塗り分けるだけで、結び目がほどけるかほどけないか分かるところが面白い」「家でひもを使っていろいろなものを作ってみたい」「ライデマイスターさんは天才だな」「図形を頭の中で動かすのは難しい」とあり、初めて出会う問題に対して難しさや学ぶ楽しさを味わうとともに、考える過程を楽しむ様子が見られました。
 次回11月11日(土)は、藤岡市教育委員会指導主事や小学校数学教諭による講義が行われる予定です。興味のある保護者の方の参観もお待ちしております。

 
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8月23日(水)「藤岡算学塾」(中学生)(5日目)

 「藤岡算学塾」最終日は、久しぶりに熱中症警戒アラートが群馬県に発令されず、現地開催ができ、藤岡市の中学生たちと会えることができました。
 本日は、群馬大学大学院教育学研究科授業実践開発コースの山本惇裕さんによる講座「ドットアンドボックスから考える図形の性質」と、群馬県総合教育センターの太田紀子指導主事による講座「数学を楽しもう」がありました。
 山本さんの講座では、ドットアンドボックスというゲームに、山本さんが新しいルールを追加したゲームを行いました。隣の友達とのやり取りに、生徒たちは「やったー!」、「くやしー!」の声を上げ、ゲームを楽しんでいました。もちろん、その中には数学的な要素や、初めて知る三角形の面積を求める公式などがあり、生徒たちは驚きながらも、その公式をノートに書き記していました。
 太田指導主事の講座では、コインをとるゲームの必勝法を、生徒たちが自らゲームをやる中で気づくことができたり、「四色定理」という有名な問題に、ヨーロッパの地図を題材として取り組んだりしました。最後の問題は、よく自動車のナンバーなどで遊ぶ「メイク10」というゲームを行いました。「9,9,9,9」を+、−、×、÷、( )を使って10を作るゲームです。数を「9,8,8,8」や「9,7,7,7」に変えて行う中で、太田指導主事から、既習事項を次の問題に生かすことの大切さを学べました。
 また、講座を参観にいらした先生方や保護者の方々も数学に真剣に取り組んでいらっしゃいました。教育長の挨拶にもありましたが、数学は大人になっても面白いものだと思いました。
 5日間の講座を終え、生徒たちは、日常の様々なところに学校では教わらない数学が潜んでいることを実感していました。藤岡市の生徒たちがこれからも「笑顔、やる気、希望」で数学を学んでくれることを願って、2023年の藤岡算学塾を閉じました。
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8月22日(火)「藤岡算学塾」(中学生)(4日目)

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 「藤岡算学塾」4日目も、熱中症警戒アラートが群馬県に発令されてしまったため、残念ながらオンライン開催となってしまいました。
 本日は、西中学校の蓮舎先生による講座「無限への招待」と、北中学校の諏訪先生による講座「○×クイズに潜むパスカルの三角形」がありました。
 蓮舎先生の講座では、高校生で習う無限級数を学び、その後、「無限ホテル」という有名な問題に取り組む講座となりました。無限に部屋のあるホテルの客室が、無限の客で満室になっている。そこに無限の客がきたら受け入れることができるのかなど、大学レベルの数の考え方を中学生にもわかりやすく説明してくれました。
 諏訪先生の講座では、○×クイズから、樹形図、そして、パスカルの三角形について話が進んでいきました。パスカルの三角形はただの左右対称の数の集合ではなく、さらにその中に2の累乗や、11の累乗、フィボナッチ数列など、様々な数の性質があることが分かりました。視覚的に理解しやすく、驚きのある授業になりました。
 本日のオンライン講座でも、生徒たちは積極的にクイズに参加したり、挙手して質問をしたり、発表をしたりするなど、数学のおもしろさを実感した様子がみられました。

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8月21日(月)「藤岡算学塾」(中学生)(3日目)

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 「藤岡算学塾」3日目も、熱中症警戒アラートが群馬県に発令されてしまったため、残念ながらオンライン開催となってしまいました。
本日は、東中学校の高橋先生による講座「虫食い算」と、北中学校の吉崎先生による講座「ゲーム理論」がありました。
 高橋先生の講座では、関孝和先生にちなんで、和算書に関する「虫食い算」の問題が提示されました。虫食い算は、論理立てて考えないと解けないため、生徒たちは一つ一つ丁寧に問題を読み解いていました。どこから解決していくのかを判断する力が必要だと実感する講座となりました。
 吉崎先生の講座では、ゲーム理論について学習しました。「ゲーム理論」という言葉を知っているか確認したところ、ほとんどの生徒がその存在を知りませんでした。ゲーム理論とは、社会や自然における複数主体が関わる意思決定の問題や行動の相互依存的状況を数学的な数理モデルを用いて研究する学問だそうです。今日の講義で生徒たちは今までの数学のように必ず答えの出る問題ではなく、数や論理的思考を使って、相手を納得させることができる「納得解」について触れることができました。
 本日のオンライン講座でも、生徒たちは積極的に挙手して質問をしたり、発表をしたりするなど、数学のおもしろさを実感した様子がみられました。
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8月18日(金)「藤岡算学塾」(中学生)(2日目)

 「藤岡算学塾」2日目は、熱中症警戒アラートが群馬県に発令されてしまったので、残念ながらオンライン開催となってしまいました。先生方は急なオンライン開催にも関わらず、しっかりと準備をして講義をしてくださいました。
 本日は、小野中学校の佐藤先生による講座「数学ってどう使うの?」と、鬼石中学校の田村先生による講座「必勝法を見つけよう」がありました。
 佐藤先生の講座では、小学校で習う「道のり、速さ、時間」について、教科書にあるような問題ではなく、想像を働かせないと解けない問題に取り組みました。大人が取り組んでも難しい問題でしたが、佐藤先生から「問題場面を図に表せることが本当に分かったということである」という話をしていただくことで、理解につながった生徒もいました。図をかくことの大切さを改めて実感する講座となりました。
 田村先生の講座では、数遊びの中に潜む、数の規則性を利用した必勝法を生徒たちに伝授していました。ぜひ、家族でやってほしいと思います。
 オンライン開催でも、生徒たちは積極的に挙手して質問をするなど、本日も数学のおもしろさを実感した様子がみられました。
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8月17日(木)「藤岡算学塾」(中学生)(1日目)

 本日より中学生「藤岡算学塾」が5日間開催され、約40名の生徒が参加します。算学塾は、普段学校の授業では教わらない、さまざまな問題にチャレンジすることを通して、数学の面白さ、美しさ、不思議さに気付き、子どもたちの数学への興味・関心を高めることを目的に行っています。
 初日は、群馬大学共同教育学部の澤田麻衣子先生による特別講座【「数学めがね」をかけると見えてくる世界 〜「指数めがね」編〜】がありました。
 澤田先生は数学の教材開発に関心をもち研究テーマとしております。本日も指数によるものの増え方や減り方について具体的な教材を提示してくださったので、生徒たちからも「おー!」という声があがっていました。また、絵本の「王さまライオンのケーキ」やドラえもんの「バイバイン」を活用するなど、生徒の興味を引き出してくれました。授業内容は中3〜高3程度の学習の範囲でしたが、中学1年生にも分かるように教えていただき、生徒たちも数学のおもしろさを実感した様子がみられました。
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