美九里東小学校は、藤岡市の南東部に位置し、群馬藤岡駅より約4km、神流川左岸沿岸の田園地帯にある。西に庚申山を望み、南方には遠く秩父連峰を仰いでいる。校区内には史蹟が多く、国指定の「本郷埴輪窯跡」、土師神社の境内には「相撲壇」、校庭の南西を横切る「旧鎌倉街道」、木曾義仲ゆかりの「葵の碑」などがある。地域の産業では、トマトやイチゴのハウス栽培を中心とした農業に加え、工業団地の造成により、工場も多くなってきている。 本校は、明治7年4月25日寺山の竜田寺に神川学校として創立され、今年で146年目を迎える。58年に校庭の拡張、体育館の新築、平成9年度には土俵が建設されるなど、学校の施設整備の充実も図られている。また平成23年度には、耐震のための大規模改修がおこなわれた。 学校のシンボルとして児童・地域住民に親しまれている大きな「楠」は、日清戦争の戦勝記念として明治28年に立石寺の竜華智竜師から寄贈されたもので、樹齢約125年を誇っている。