11月29日(水) 令和5年度 東連携型小中一貫校いじめ問題解決に向けた教育懇談会

 地域づくりセンター藤岡で、東連携型小中一貫校のいじめ問題解決に向けた教育懇談会が行われました。各種団体や地域の方、一貫校の職員やPTA本部役員など、多くの方々が集まり、熟議を行いました。教育懇談会のスタートにあたり、教育長から「こんなに多くの人が集まる懇談会は初めて。SNSによる見えづらいいじめが多かったり、意識なくいじめをしてしまったりしている子供も多い。いろいろな立場の人たちが集まったので、何とか子供たちのためにいじめについて考えてほしい。」とあいさつがありました。
 最初に美九里東小学校の中澤校長から「東連携型小中一貫校のいじめ問題の現状と取組」が紹介されました。その後、東中学校の生徒会本部役員から「いじめ問題解決に向けた子どもの取組」の発表がありました。「ヒ」「ガ」「シ」の3文字を頭文字としてスローガンを作ったり、縦割り活動で相手の心を傷つけないためにはどうすればよいか話し合ったりしたことや、東中の生徒が周りの人達に思いやりの心をもって仲良く学校生活を送れるように頑張るという意気込みを語っていました。会場の人たちも、とても落ち着いていて分かりやすい発表だったと彼らの発表に驚いていました。
それを受けて【「いじめ撲滅アクショントップ3」を発信し、いじめのない地域をつくろう】というテーマで熟議を行いました。
 熟議では、11グループに分かれ意見を交わし、いじめ撲滅に必要なアクションプランのトップ3はどれかという視点で様々な意見を出し合いました。グループ別発表では、どれも大切なアクションのため3つを選ぶことが難しそうでしたが、【豊かな心】の「あいさつ・感謝・思いやり」「よさを認め、ほめ、伸ばす」と【たくましい体】の「スマホ・ネット」の3つが選ばれました。また、トップ3が決定して時間が余った班では「3つ決めることが今日の目的だが、それ以上にこのように顔を突き合わせていじめについて話し合いをすることこそが大切である」と、時間いっぱいまで懇談していたグループもありました。
 最後に内田副会長が「同じことを選んでも理由が違い、様々な視点で考えが深まった。広い視点と具体的な行動指針こそ、いじめ撲滅に繋がると感じた。」という言葉で、会を締めくくりました。この教育懇談会が、地域と学校がさらにつながりを深めるきっかけとなったと感じました。

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