6月24日(金)鬼石連携型小中一貫校 いじめ問題解決に向けた教育懇談会

 学校運営協議会が主催の教育懇談会が、鬼石中学校で行われました。保護者のみなさんや区長さんをはじめとする地域の方々、先生方、約70名がいじめ問題の解決に向け、話し合いました。
 開会行事の中で、学校運営協議会 堤会長より、「今回は、子供たちがS O Sを出した時にそれを大人としてどのように受け止めていけばよいか、保護者、先生、そして地域、それぞれの立場で何ができるか、難しく考えずにみなさんの思い、意見を出してほしい。」と話がありました。また、田中教育長からは「最近は、いじめが見えづらくなってきている。S N Sを通じた物理的な見えづらさや、いじめている側がいじめであるといった認識をもっていなかったり、いじめられている側が元気そうに見えるけれど、実は心を病んでいたりといったことがある。このような状況の中で、どうしたら子供たちのS O Sを大人がキャッチできるか、理解を深めていければと考えている。」とのあいさつがありました。
 そして、学校教育課指導主事、鬼石中学校長より、いじめの現状と取組、今回のテーマについての説明があった後、「子供のS O Sを受け止められる大人であるために」というテーマで熟議を行いました。
 グループ協議では、3つの視点から熱心な話合いが行われました。「視点1:普段の子供との関わり方」では、「子供が、どのようなことでも、気軽に相談できる安心できる家庭づくりが、いじめを発生させないことにつながる。」「一緒に食事、挨拶など、子供と顔を合わせたり、子供の話をよく聞いたりする機会を増やす。」などの意見が挙がりました。また、「視点2:S O Sを受けたときの対応」では、「とにかく本人に寄り添って話を聞き、共感する。」「子供は話すことによって、痛みを少しでも和らげることができるので、子供の話を傾聴しその辛さに寄り添う。」「言葉にならないS O Sも受け止める。」などの意見が挙がりました。さらに「視点3:子供に見せる背中、大人としての在り方」では、「大人も、挨拶をする。大人も、悪いことをしたらきちんと謝る。大人も、疲れたらきちんと休む。そのような姿を子供たちに見せる。」「何気ない日常の中で、周囲の人に感謝を伝える。」「いつでもあなたの味方だよと、子供との距離感を大切にしながらメッセージを送り続ける。」などの意見が出されました。
 たくさんの参加者と熱心な熟議によって会場は熱気に包まれ、大変充実した懇談会になりました。ご参加頂いた皆様、大変ありがとうございました。

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