8月4日(月)コミュニティ・スクール講演会
- 公開日
- 2025/08/06
- 更新日
- 2025/08/06
小・中学校
藤岡市教育委員会主催による「コミュニティ・スクール講演会」を開催しました。講演会には、学校運営協議会の委員、各小中学校の管理職、そして地域づくり課・地域づくりセンターの職員らが参加しました。
講師には、栃木市地域政策課の社会教育指導員である鈴木廣志先生をお招きし、「学校と地域で創る学びの未来 ~コミュニティ・スクールと地域づくり~」と題してご講演いただきました。
教育長からは、コミュニティ・スクールが始まって7年が経過したことに触れ、「子どもたちの学校以外の居場所づくり」が今後の大きな課題であるとの挨拶がありました。
講師の鈴木先生のお話の中で特に印象的だったのは、以下の点です。
・学校運営協議会の開催数の平均が年4回という頻度の中で、年7回も開催している藤岡市の熱心な取り組みを高く評価されました。
・学校と家庭のwin-winの関係から一歩進んだ、学校・家庭・地域の「all-win」の関係を築くことの重要性を強調されました。
・ボランティアを単なる「活動」ではなく、その持ち味を活かして「活躍」してもらうこと。それが持続可能な地域づくりの鍵であると力説されました。
・地域づくりセンターには、社会の「担い手」を育てるだけでなく、未来の「つくり手」を育む役割を担ってほしいという、期待のメッセージが贈られました。
また、「藤岡市は群馬県のコミュニティ・スクールのトップランナーである」と評価しつつも、現状維持ではなく「常にアップデートしていくこと」を意識するよう助言がありました。そして何よりも大切なのは、管理職や委員が変わっても、常にフラットな関係を維持し続けるための「関係性の再構築」であるとのお話で締めくくられました。
参加者全員が真剣な表情で耳を傾け、今後の地域と学校の連携について深く考える貴重な時間となりました。この講演会を通じて、藤岡市のコミュニティ・スクールがさらに強く地域と連携し、未来へ向かって発展していくことが期待されます。