多野藤岡学校保健会の主催により、第６４回多野藤岡学校保健研究発表会を開催しました。本発表会は、多野藤岡地区の小・中・高の児童生徒による研究発表や、学校保健に関する実践報告を通し、健康安全教育の充実を図ることを目的として行われました。

　今年度は、藤岡第二小学校、小野中学校の発表が行われ、藤岡第二小学校の児童は、「けがをしない身体をつくるために ～私たちができること～」をテーマに発表をしました。怪我で保健室を利用する児童が増えていることから、「どうすればけがが少なくなるだろう」「どんな注意が必要だろう」と学校生活を見直し、改善した取り組みを紹介しました。実践を通して、けがをしない身体をつくることや、未然にけがを回避しようとする意識が高まったことで、大きなけがの件数が減るなどの成果がみられました。

　小野中学校の生徒は「生活習慣改善に向けた保健委員会の取り組み ～『健康さしすせそ』の達成を目指して～」をテーマにして発表をしました。生活習慣アンケートより、「食事」と「睡眠」を課題として捉え、小野小中一貫校として、小野小学校と共通実践した内容を紹介しました。実践を通して、「睡眠時間６時間未満の生徒の割合」が減少するなどの成果がみられました。

　両校の児童生徒は、堂々と自分たちの実践、成果を発表することができました。

　その後、研究発表校および「第４７回 よい歯の学級コンクール」の表彰や、養護教諭小学校部会より「児童の命を守るための緊急体制や対応の工夫」をテーマにした発表が行われました。

　今回の発表を通して、児童生徒による健康づくりの取組や、学校現場における安全体制の工夫など、多くの学びが共有されました。藤岡市教育委員会では、引き続き学校保健の充実と児童生徒の健康・安全の確保に努めてまいります。