美九里西小学校、美九里東小学校の年度末訪問を行いました。

　年度末訪問では教育長、学校教育課の職員が授業参観を行うとともに本年度の学校経営の成果や課題、次年度の学校経営の重点などについて話し合います。

　両校の校長先生からは「『子ども主体の授業』を実現するために、先生方が単元構想をたて、子どもたちに見通しをもたせる意識が高まった。また、子どもに任せる時間を確保したり、興味がわく学習課題を工夫したりするなど『藤岡小中一貫教育』の授業づくりが着実に深化している」「一貫校研修が活性化し、小中学校の先生が協働しながら９年間で子どもを育てる意識が高まった」「学校運営協議会の各部会の活動が充実し、会長を核とした委員主体の運営ができた」など多くの成果を聞くことができました。　　

　また、次年度に向けては「一貫校として子どもたちや先生方が常に『学校教育目標』を意識して学習活動に取り組めるように内容を検討していきたい」「『EAST子育てアクションプラン』（改訂版）の周知・活用を推進し、学校、家庭、地域が協働して９年間で子どもを育てる意識をさらに高めていきたい」「読書活動の充実を一層進め、子どもたちの読書習慣を育成していきたい」などのお話を伺いました。

　授業参観では両校とも「これまで・ここでは・このあとは」の学びの連続性を意識した授業が行われており、子どもたちが見通しをもちながら主体的に学びに向かう姿を見ることができました。先生方と子どもたちの信頼関係が厚く、子どもたちが伸び伸びと学習に取り組み、多くの対話的な学習が見られたことが印象的でした。思考のヒントとなる「つなぎ教材」も充実しており、先生方が真摯に教材研究に励み、実践を充実させている様子を見ることができました。

　今回の訪問を通しの美九里西小学校、美九里東小学校の教育活動がますます充実したものになっていくことを確信することができました。