7月28日(月)藤岡算学塾:数学への扉を開く4日間がスタートしました!
- 公開日
- 2025/07/29
- 更新日
- 2025/07/30
算学塾
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本日7月28日(月)より、中学生を対象とした「藤岡算学塾」が幕を開け、32名の生徒たちが集いました。この算学塾は、学校の授業ではなかなか触れる機会のない多様な問題に挑戦することで、数学の面白さ、美しさ、そして不思議さに気づき、子どもたちの数学への興味・関心を高めることを目的としています。
開講式では、教育長から「上毛かるたの『わ』といえば、和算の大家、関孝和。関孝和といえば、藤岡市と関係の深い人物です。ところで、昔の人はなぜ数学をやったと思いますか? それは楽しかったからです。その楽しさを今日からの4日間で味わってください」と挨拶がありました。教育長が神社やお寺に掲げられた絵馬のミニチュア版を生徒たちに示しながら、難問を解いた喜びを神仏に感謝し、自らの腕前を披露するために奉納された「算額」の文化について説明しました。
その後、藤岡市教育委員会の指導主事による「見えないものを、見る」、そして東中学校の数学教員による「どっちがお得? 身近な道具」の講座が行われました。
市教委指導主事の講座では、一見すると難解な図形の面積問題に挑戦。文字を使った複雑な計算ではなく、見方を変えたり、図形の一部を頭の中で動かしたりすることで、一瞬で解ける「ひらめき」の楽しさを体験しました。
続いて、東中学校の先生の講座では、日常生活に潜む数学の面白さに迫りました。多くの生徒が中学校で使うシャープペンシルが、実は鉛筆に比べて本当にお得なのか? 芯の体積や長さ、使い残しの部分、削る手間など、様々な要素を数学的にひも解き、身近な疑問を数学で考える面白さを学びました。
また、今回も藤岡中央高校の生徒の皆さんがボランティアとして参加し、算学塾の運営をサポートしてくれています。生徒たちの学びを支える献身的な協力に、心より感謝申し上げます。
初日から生徒たちの思考が深まり、数学への新たな扉が開かれた一日となりました。残る3日間も、彼らの知的好奇心がさらに刺激されることを期待しています!