7月1日(火)防災教育講演会
- 公開日
- 2025/07/09
- 更新日
- 2025/07/09
研修
藤岡市教育委員会主催の「防災教育講演会」が開催されました。本講演会は、今年度より文部科学省委託事業「学校安全総合支援事業」として、県教育委員会から2年間の指定を受けた重要な取り組みの一環です。藤岡市が掲げる「安全・安心で災害に強いまちづくり」と「地域全体で支え合うまちづくり」の実現に向け、学校と地域の連携・協働を強化することを目指しています 。学校の管理職や安全担当、地域づくりセンター職員や学校運営協議会委員など、総勢60名弱が参加しました。
講演会に先立ち、教育長より「子ども自身が自らの命を守る力を身につける」主体性の大切さとともに防災教育は単に知識を学ぶだけでなく、地域と学校が連携することで、子どもたちが地域の一員としての意識を育み、防災を通じて地域と深く結びつくことを期待したいとの挨拶がありました。
講演会では、群馬大学の金井昌信教授を学校防災アドバイザーとしてお招きし、実践的な防災教育についてご講演いただきました 。金井教授からは、「実践的な防災教育について」と題し、「防災に『唯一絶対の正解』はない」こと、「『防災を学ぶ』から『防災で学ぶ』」へ自分自身が防災の意識を変えていく必要があるというお話をいただきました。また、学校と地域が連携した具体的な避難訓練の見直しや、地域を巻き込んだ持続可能な防災学習の重要性について、様々な視点からお話をいただきました 。
本講演会は、藤岡市における持続可能な学校安全推進体制を構築するための第一歩となります。藤岡市教育委員会では、今後も、児童生徒の「命を守る力」の育成、教職員の防災教育指導力向上、そして地域と連携した防災意識の高揚に努めてまいります 。