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7月29日(火)藤岡算学塾:新たな発見が続く2日目!

公開日
2025/07/30
更新日
2025/08/04

算学塾

 7月29日(火)、「藤岡算学塾」2日目は、小野中学校と北中学校の数学教員による、2つの講座がありました。生徒たちは、日常生活に潜む数学の奥深さや、思考を刺激するゲームを通じて、数学の新たな側面に触れました。

 小野中学校の数学教員による講座「不定方程式で解決しよう!」では、一見すると答えが一つに定まらない「不定方程式」が、実は新幹線に2席と3席がある理由など、身近な事柄に潜む謎を解き明かすカギとなることを学びました。また、和算における「6合マス」の利点についても考察を深めました。生徒からは「頭だけで考えるのではなく、図を描くと分かりやすいと思った」「身近な出来事で不定方程式を使って解決できる問題が楽しかった」といった声が聞かれ、日常と数学のつながりを実感できたようです。

 北中学校の数学教員が担当した「数学を使ったゲームで遊ぼう」の講座では、「共円(きょうえん)」ゲームに挑戦しました。これは、複数の点が同一円周上にあるかを判定する幾何学パズルです。生徒たちは、判定アプリを使いながらも、自分の頭で4つの点が共円であるかを想像する思考を重ねました。参加者からは「最初はよくわからなかったけど、コツを掴むと少し見えてきて上達したような気がした」という声が聞かれ、試行錯誤の末に得られる理解の喜びを感じた様子でした。さらに「今まで同じ学校の友達としかしゃべらなかったけど、共円ゲームではいろいろな学校の人としゃべれてよかった」という感想もあり、学校の垣根を越えた生徒間の活発な交流が生まれたことも、この講座の大きな成果となりました。

 本日も、生徒たちが数学の面白さを存分に実感し、知的好奇心を高める一日となりました。