8月1日(木)「藤岡算学塾」(中学生)(4日目)
- 公開日
- 2024/08/01
- 更新日
- 2024/08/01
算学塾
「藤岡算学塾」最終日は、群馬大学共同教育学部准教授による講座『「広さ」を数学めがねで捉える』がありました。
准教授の講座では、生徒たちの知っている「直線で囲まれている面積」と「円に関する面積」ではなく、「複数の曲面(二次関数)で囲まれている面積」を、生徒たちの知っている面積の求め方の概念をアイデアとして求めていくという内容の学習をしました。生徒たちは、その図形を分割しておよその面積を求めていく中で、分割をどんどん細かくしていき実際の面積に近づいていくという、高校3年生の「積分」と「極限」の考え方の入口に踏み込んでいきました。内容が簡単ではないため、時おり難しい表情をしている生徒もいましたが、「関数のグラフを利用して図形をかくことができると知り驚いた。様々な図形の面積を求めてみたいと思った。」や「アンパンマンの顔の面積をはかれると聞き、日常の中にあるものの面積を式で表すって面白い。」という感想がありました。
また、ボランティアとしてきていた藤岡中央高校の生徒や、講座を参観にいらした先生方も真剣に面積を求めていました。
閉校式では教育長から「勉強で一番大切なのは『やる気』。『やる気』を維持するのは大変だが、ぜひ、来年も『やる気』をもって算学塾に参加してほしい。」と挨拶がありました。
4日間の講座を終え、生徒たちは、日常の様々なところに学校では教わらない数学が潜んでいることを実感していました。藤岡市の生徒たちが「笑顔、やる気、希望」に満ち溢れて、これからも数学を学んでくれることを願って、中学生の藤岡算学塾を終了しました。
11月には小学生の算学塾が開催されます。